隊長の洗脳演説会

カストロール・スープラ



まんまと騙されてくれたな。


お前に演説拝読を進めたのはこの俺さ。


そうとも知らずに、おめでたい野郎だ。


だが安心しな、すぐに欝にしてやるよ!





何のこっちゃという方は、アーマードコア/ラストレイヴンを買って、

ズベン・L・ゲヌビと一緒に遊ぼうよ!




ま、それはさておき。

君が騙されたのは間違いないという話だ。

今回のタイトルを見て、


あの緑と赤のスープラ? グランツーリスモの?


と考えた人には大変申し訳ないが、今回は


カストロールの話ではなく、スカトロの話です。



(´*`)<残念だったね!

と、久々登場のアナル君も申しております。




はてさて、何から申しましょうか。


とりあえずまたしても俺は風邪で寝込んでいたわけだ。

まぁ今回はそんなに酷くはなくて、

少々頭が痛かったり体がだるかったりというレベルだったんだが、

毎度おなじみながら腹を下してしまった。


三度三度飯を食うたびのみならず、

とにかく水でも飴でも何でも口に入れると、

五分後にはトイレでゲーリー=クーパーですよ。


もうね、トイレットペーパーが無くなるのが先か、

それとも、俺のケツが擦り切れてなくなるの先か、

ってぐらいトイレに行きまくり。

ついでにザーザー、ザーザー水流しまくり。






しかし、ここで俺は熱に浮かされていたために一つのことを忘れていた。


俺が実家を離れて友人と二人暮しをしていることはすでに知っていると思う。

しかしその新しく住むことになった家、とにかく古い。

柱は若干歪んでいるし、隙間風も爽やかなぐらい吹く。

そんな家であれば、当然ながらトイレは……分かるな?

簡易水洗という名前の元に作られたボットン便所だ。


下水道や浄化槽が完備された素敵な水洗トイレしか知らないわ!

というブルジョワ育ちの糞ッたれボンボンのために簡単に図で説明すると、





こういう構造になっている。


つまり自分が排泄した糞尿は一応水で流せるものの、

それらはどこかへ流れていくわけではなく、家の地下にあるタンクにそのまま溜まる。

で、定期的に市の衛生局に電話して、

バキュームカー、つまりうんこ吸い取りマッシーン搭載車

その溜まったやつを吸い出してもらわないといけないというわけだ。


まぁ図では省略してるけど、ちゃんと便器のすぐ下にタンクとの間を塞ぐ弁があるから、

そこまで臭くはないし、極端に不衛生なわけじゃないんだよね。


し・か・し・だ。


それはあくまで定期的に取っていればの話だ。


今回俺たちは引越しの忙しさで、

衛生局に電話しないまま一ヵ月半ほど経ってしまっていた。


「そろそろ電話しないといけないといけないね」


そう話し合っていたところで、俺は風邪に倒れる。

そして一日の間に何度も何度もトイレへ走ることとなる。


そう、

何度も、何度も、何度も、何度も、何度もだ。





風邪を引いて三日目。

買い物から帰ってきた相棒が、ふいに家の外へ出た。

しばらくして玄関を開けて家の中へ入ってきた彼は、


( ゚∀゚)<あひゃひゃひゃひゃ


(((゜д゜;)))
どうした、相棒!

いくら最近好きな肉を食ってないからって、

気が狂うには早すぎるぞ!




( ゚∀゚)<うひ! 外! 外!


(((゜д゜;)))
外!? 外がどうかしたのか!?




俺は相棒の精神錯乱を遺憾に思いながらも、

彼をそこまで狂気に陥れた原因を探るべく外へと飛び出した。


「忌むべき存在と正面から対峙する時、

 その存在に自らが取り込まれないように気を付けなくてはならない

 我々が深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」


そんなことをかつて誰かが言っていたことを思い出す。


そして俺は家の裏に回った。





                (((゜д゜;)))ッッ!!??







………………あひゃ>(゚∀゚ )






あひゃひゃひゃひゃ>(゚∀゚ )





俺は自らが取り込まれる恐怖を感じた。

そう、そこには紛れも無くこちらを覗いている深淵が存在していた。









それは全てを取り込み、破壊する悪夢。








うんこが漏れ出してる……。





今ひとつ分からないというブルジョワに図で説明すると、





こういうことだ。

さすがに今回は写真は無しだ。ヤバすぎた。



俺が三日かけて流し続けた糞尿と水は、ひたすら地下のタンクを席巻し続け、

やがて収まりきらなくなり、外の蓋を押し上げ、

人の精神を取り込む深淵としてその姿を露わにしたわけだ。





とか何とか言ってクサい台詞吐いてるけど、

そんな俺の台詞が気にならないくらいに、辺り一帯臭い。


ヤバイ

こいつはヤバい。


俺は崩れ落ちる脚を支えながら家の中へ駆けずり戻り、

そして震える手で電話機を取り上げた。



トゥルルル トゥルルル    ガチャ


「はい、こちら○○市衛生局で――」


「もしもしもしもし!? 今すぐ来やがれッ!!!」


「……は?」


「だーかーらー!
 今すぐ超特急のワープ移動で俺の家に来やがれって言ってんだこの文字通りの糞アマがぁぁーーッッ!!!
 てめぇぐずぐずしてっとすでにタンクから溢れ出した俺の糞を亜高速で打ち出しててめぇの口に放り込んでや――――」



ブツッ       ツー ツー ツー












トゥルルル トゥルルル    ガチャ


「はい、こちら○○市衛生局です」


「あ、どうも。
 汲み取りのお願いはこちらでよろしいんでしょうか」


「はい、こちらで間違いないですよ」


「○○市○○町××−△のジンキですけど、今日お願いできますか?」


「少々お待ちください……ああ、はい大丈夫ですよ。すぐにお伺いします」


「ああ、助かりますー。じゃあお願いします」


「かしこまりました。ありがとうございます」


ガチャン











汲み取り量:360リットル。

料金:2470円。
















ボットン便所だけど、話は落ちませんでした。






























お後がよろしいようで;




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