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転がるおぢさん。
この前、バイクで久々に遠出したんですよ。 さんさんと輝く太陽、透き通るように青い空。 素晴らしい天気に恵まれたその日は、まさにツーリング日和。 ま、独りだけど。 いーんだよ、人間孤独なんだよ、別に気にしてないもん! まぁそれは置いといて、だ。 国道を真っ直ぐ走ってたら、前に黒いダットサントラック(ヤンキー仕様)がどこどこ走ってたのよ。 いかにもファンキーな音楽をズンドコかけながら、俺の前をのたのた走るヤンキーダットサン。 ウザい。 こんな真っ直ぐで走りやすいルート66(気分だけは)を、鈍足で走ってんじゃねぇ! せっかく俺が日々のストレスを晴らすべくブッ飛ばそうとしてんのに、何たる所業か。 だがしかし、下手に刺激して因縁つけられても嫌だ。 何しろ、奴らは頭蓋骨内に乾燥させた胡桃程度の脳しか入っていない連中…人語が通用するかどうかも疑わしい。 というわけで、俺も後ろからのたのた付いていってた訳なんだけど。 と、そのとき。 俺の左側を、カブ(原付)に乗った銀行員っぽいおぢさんがブ〜ンと走り抜けていった。 俺のドラッグスターは無意味に横幅がでかいので出来なかったのだが、どうやらおぢさんはそのダットサンの左側と歩道の隙間を走り抜けていくつもりらしい。 がんばれ、おぢさん! 密かに応援する俺。 そしておぢさんがダットサンの横をすり抜けたその瞬間……!! めきゃっ。 うわぁっ! おぢさんが俺の目の前に転がってきたぁ!! (((゜д゜;))) どうやら、左折しようとしたダットサンが隙間にいたカブのおぢさんに気付かなかったらしく、巻き込んでしまったらしい。 う〜む、こいつらやはり感覚神経がステゴザウルス並みに鈍感なのか? しかし今はそんな悠長に進化に乗り遅れた霊長類の分析なんぞしてる場合じゃねぇ。 俺は慌ててハンドルを切ると、ぎりぎりでおぢさんを避けきった。 すごいぞ、俺。 ホントは同じバイカー同士駆け寄って助けてあげようかと思ったんだが、 あ、でもバックミラーで確認したら、おぢさんすぐに起き上がってヤンキーに何か言っていたので、たぶん 大丈夫だと思います。 すまん、おぢさん。 今度会ったら、サルがどんな顔してたか教えてください。 [戻る] |